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家庭で使い切れずに残っている食品はありませんか。いただき物の缶詰や、買いすぎたレトルト食品、食べる予定がない乾麺など、まだ食べられるのに家庭で眠っている食品は意外と多いものです。
食品ロスを減らすには、「買いすぎない」「食べ切る」といった工夫が大切です。一方、家庭で使い切れない食品を必要としている人や団体へつなぐ方法として「フードドライブ」があります。
この記事では、フードドライブの仕組みや食品ロス削減との関係、寄付できる食品、参加するときのポイントについて解説します。
フードドライブとは?
家庭などで余っている食品を集める取り組み
フードドライブとは、家庭や職場などで余っている食品を持ち寄り、フードバンク団体などを通じて、必要としている人や施設へ届ける取り組みです。ポイントは、「いらない食品を処分する場」ではなく、「まだ食べられる食品を必要な場所へつなぐ仕組み」であることです。
自治体や企業、学校、スーパー、地域団体などが回収窓口を設けるケースもあり、身近な場所から参加できる食品ロス削減の取り組みとして広がっています。
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フードバンクとの違い
フードドライブと似た言葉に「フードバンク」があります。フードバンクは、企業や個人などから食品の寄付を受け、福祉施設やこども食堂、生活に困っている人などへ提供する活動や団体を指します。一方、フードドライブは、家庭や職場などで余っている食品を「集める取り組み」を指します。
フードドライブで集められた食品がフードバンクなどへ渡り、そこから必要としている人や施設へ届けられるという流れです。
フードドライブが食品ロス削減につながる理由
「食べられるのに捨てる」を減らせる
食品ロスとは、まだ食べられるにもかかわらず捨てられてしまう食品のことです。日本の2024年度の食品ロス量は年間461万トンと推計され、そのうち家庭から発生したものは224万トンです。家庭では、食べ残しや手つかずの食品などによって食品ロスが発生しています。
フードドライブは、このうち家庭で使う予定のない未開封食品などを有効活用できる取り組みです。自宅では食べる予定がなくても、条件を満たす食品を必要な場所へ届けることで、捨てずに活用できます。
食品棚を見直すきっかけにもなる
フードドライブへの参加は、家庭にある食品を整理するきっかけにもなります。食品棚を確認すると、買ったまま使っていない食品や、いただいたものの食べる予定がない食品が見つかることがあります。何が家にあるのかを把握できれば、同じ食品を買ってしまうことも防ぎやすくなります。余っている食品を寄付するだけでなく、家庭にある食品を把握して買い方を見直すことも、食品ロスを減らすための大切な取り組みです。
防災備蓄の見直しにもつながる
賞味期限が切れる前に確認する

フードドライブは、災害時に備えて保管している食品を見直すきっかけにもなります。非常食や缶詰、レトルト食品などは長期保存できるものが多い一方、保管したまま忘れてしまい、気づいたときには賞味期限が迫っていることもあります。
定期的に備蓄食品を確認し、家庭で消費しきれないものを条件に合うフードドライブへ提供すれば、食品を無駄にせず活用できます。提供した分は新しい食品を補充することで、防災備蓄の見直しにもつながります。
ローリングストックも取り入れる
備蓄食品を無駄にしないためには、「ローリングストック」を取り入れる方法もあります。ローリングストックとは、普段食べている食品を少し多めに備え、日常生活の中で消費しながら買い足していく備蓄方法です。
備蓄と消費を繰り返すことで、食品を長期間保管したまま賞味期限を迎えることを防ぎやすくなります。フードドライブへの参加をきっかけに、家庭の備蓄方法も見直してみるとよいでしょう。
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寄付できる食品・できない食品
寄付しやすい食品の例

フードドライブでは一般的に、常温保存ができ、未開封で、賞味期限まで一定期間が残っている食品が受け付けられています。たとえば、缶詰、レトルト食品、乾麺、米、インスタント食品、調味料、お菓子、飲料などです。
ただし、受け入れ条件は実施団体によって異なります。「賞味期限が何か月以上残っているもの」などの条件が設けられている場合もあります。持ち込む前に、対象食品や賞味期限の条件を確認しておきましょう。
受け付けられない食品もある
フードドライブでは、何でも寄付できるわけではありません。開封済みの食品や賞味期限が切れている食品、手作りの食品などは、衛生管理上の理由から受け付けられないことがあります。
また、生鮮食品や冷蔵・冷凍食品なども、保管や配送の都合から対象外となる場合があります。「まだ食べられるか」だけでなく、受け取った先で安全に保管・配布できるかという視点で食品を選ぶことが大切です。
フードドライブに参加するときのポイント
回収場所と受付条件を確認する
フードドライブは、自治体の施設やスーパー、学校、企業、イベント会場など、さまざまな場所で実施されています。常設の回収ボックスが設置されている場合もあれば、期間限定で実施される場合もあります。
参加するときは、回収場所だけでなく、受付期間、対象食品、賞味期限などの条件を確認しましょう。自治体や実施団体のWebサイトなどで最新情報を確認してから持ち込むとスムーズです。
食品の状態を確認してから持ち込む
持ち込む前には、食品の状態も確認しておきましょう。未開封であるか、賞味期限が十分に残っているか、パッケージに大きな破損がないかなどをチェックします。フードドライブは、不要になった食品を処分するための場所ではありません。その先に食品を受け取る人がいることを考え、安心して利用できる状態のものを選ぶことが大切です。
まとめ
フードドライブは、家庭や職場で余っている食品を集め、フードバンクなどを通じて必要としている人や施設へ届ける取り組みです。まだ食べられる食品を捨てずに活用できるため、食品ロス削減につながるだけでなく、家庭の食品棚や防災備蓄を見直すきっかけにもなります。
ただし、寄付できる食品や賞味期限などの条件は実施団体によって異なります。参加するときは事前にルールを確認し、受け取る人が安心して利用できる食品を選びましょう。まずは家庭の食品棚や防災備蓄を確認し、使う予定のない食品が眠っていないか見直すことから始めてみてはいかがでしょうか。