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寒さが厳しくなる冬は、暖房や照明など電力への依存が高まり、停電が生活に直結する季節です。大雪や寒波による設備トラブル、電力需要の急増など、冬は停電リスクが高まる要因が揃っています。実際に、真冬の夜に暖房も使えず、暗がりの中で過ごす状況は、想像以上に過酷です。
本記事では、家庭でできる停電への備えと、注目される電気自動車(EV)の非常用電源としての活用など、冬を安心して乗り切るための対策をわかりやすく解説します。
なぜ冬に停電が起きやすいのか?
雪・風・寒波…冬は電力網にとって過酷な季節

冬の停電は、他の季節に比べて発生頻度が高い傾向にあります。主な原因は以下の通りです。
・大雪や着雪による送電線の断線
・強風や落雷による電柱の倒壊
・暖房器具による電力需要の急増
特に寒波の影響で一斉に暖房を使うと、電力供給に負荷がかかり、広域での停電につながる恐れも。こうした自然現象と電力インフラの脆弱性が重なる冬こそ、事前の備えが欠かせません。
都市部でも油断は禁物
停電は地方や山間部だけでなく、都市部でも十分に起こり得ます。送電設備のトラブルや過剰な需要による影響は、どこに住んでいても例外ではありません。
停電への家庭での備え:基本の7アイテム
停電が発生したとき、すぐに役立つ備えがあるかどうかで、家族の安全と快適さは大きく変わります。以下は、最低限備えておきたい7つのアイテムです。
灯りと暖を確保するためのグッズ
・LEDランタン、懐中電灯(電池も忘れずに)
・使い捨てカイロ、ブランケット、湯たんぽ
・電池式のポータブル暖房(あれば安心)
停電中は照明が使えないだけでなく、暖房機器も停止します。寒さをしのぐ手段を複数用意しておきましょう。
情報収集と生活維持のためのアイテム
・モバイルバッテリーやソーラーチャージャー
・カセットコンロと予備のボンベ
・飲料水とレトルト食品(3日分を目安に)
・電池式ラジオ(通信手段のバックアップ)
情報を得る手段がなくなると、状況判断や避難のタイミングを誤る恐れがあります。スマホの充電の確保や、ラジオによる情報収集は特に重要です。
停電時に活躍する電気自動車(EV)の可能性

近年、「もしもの停電」に備える方法として、電気自動車(EV)を非常用電源として活用するケースが注目されています。
走る蓄電池としてのEVの力
EVには大容量バッテリーが搭載されており、専用の「V2H(Vehicle to Home)」機器を使えば、車から家庭へ電気を供給できます。
例えば、EV1台の電力で以下のような家電を数日間使用可能です。
・LED照明(10時間以上)
・スマートフォンの充電(数十回)
・冷蔵庫やテレビ(1〜2日)
災害時、EVが生活の命綱になるという発想が広がりつつあります。
車を「備える道具」として見直す時代に
「車は移動のためのもの」という考えから、「車は家庭を守るエネルギー源」という発想へ。実際に、家庭用非常電源としてEVを導入する家庭が増えつつあります。
再生可能エネルギーとV2Hで“停電に強い家”をつくる
EVとV2Hに加えて、太陽光発電との連携により、「停電に強い住宅環境」を構築することができます。
昼は発電・夜はEVから電力供給
太陽光発電で昼間に発電した電力をEVに蓄電し、夜間や停電時に家庭で使用。このサイクルにより、外部の電力に依存せずに生活を継続することが可能になります。
国の補助金制度で導入コストもカバー
2026年現在、EVやV2H機器の導入には最大85万円の補助金(CEV補助金)が活用できます。さらに、多くの自治体でも再生可能エネルギーやEVに関する独自支援が実施されています。初期費用の心配がある方でも、補助金をうまく活用すれば、災害に強い設備を現実的なコストで導入可能です。
関連リンク
▶︎ 脱炭素を加速!電気自動車補助金の最新制度解説
▶︎ V2H とは?電気自動車と家庭をつなぐ新技術
▶︎富士商「環境ソリューション事業」
まとめ
冬の停電は、自然災害や電力需給のひっ迫によって突然発生します。
しかし、備えがあれば、その不安を大きく軽減することができます。家庭での防災グッズの準備に加え、電気自動車や太陽光発電などの新しいエネルギー技術を取り入れることで、より安心で持続可能な暮らしを実現できます。
この冬、あなたの家庭も“停電に強い家”づくりを始めてみませんか。