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エネルギー

台風前にガソリン満タンが必要な理由とは?冠水・水没トラブルを防ぐ車の備え

2026.08.29

台風や集中豪雨の前に、備えとして意識しておきたいことのひとつが「車の燃料」です。水や食料の備蓄を思い浮かべる方は多いかもしれませんが、車を使う生活では、ガソリンを満タンにしておくことも大切な対策になります。
大雨のときは、道路の冠水や通行止め、渋滞、停電による給油所の休業などが起こる可能性があります。いざ移動が必要になったときに燃料が少ないと、避難や迂回、家族の送迎などが難しくなることもあります。また、台風や大雨では、冠水した道路に車で進入してしまい、エンジンの故障や水没トラブルにつながるケースもあります。

本記事では、台風前にガソリン満タンが大切な理由と、冠水・水没トラブルを防ぐための車の備えについて解説します。

台風前にガソリン満タンが大切な理由

給油所が混雑・休業する場合がある

台風や大雨の予報が出ると、多くの人が早めに給油をしようとするため、ガソリンスタンドが混雑することがあります。状況によっては、道路の渋滞や燃料配送の遅れにより、思うように給油できない場合もあります。

また、停電が発生すると、給油設備が使えず営業を停止する給油所が出ることもあります。普段は近くにガソリンスタンドがあるから大丈夫と思っていても、災害時には通常どおり利用できるとは限りません。台風や大雨が近づいているときは、燃料が少なくなってからではなく、早めにガソリンを満タンにしておくことが安心につながります。

迂回や渋滞で想定以上に燃料を使うことがある

大雨の際は、冠水や土砂崩れ、通行止めなどによって、普段使っている道が通れなくなることがあります。その場合、遠回りをしたり、渋滞に巻き込まれたりして、想定以上に燃料を使う可能性があります。
特に、通勤や送迎、買い物などで車を使う地域では、車が使えるかどうかが生活に大きく関わります。
燃料に余裕があれば、状況に応じて安全なルートを選びやすくなります。「まだ少し走れるから大丈夫」と考えるのではなく、台風前は早めに給油しておくことが大切です。

冠水道路に入ると車に何が起こる?

エンジンや吸気口に水が入る危険がある

大雨のときに特に注意したいのが、冠水した道路への進入です。
水たまりのように見えても、実際には思った以上に深くなっていることがあります。車は水の中を走ることを前提につくられているわけではありません。冠水した道路を無理に進むと、吸気口やマフラーなどから水が入り、エンジンの不調や停止につながることがあります。

特にエンジン内部に水が入ると、大きな故障につながる可能性があります。
修理費が高額になるだけでなく、車が動かなくなり、その場で立ち往生してしまう危険もあります。

電気系統やブレーキにも影響することがある

現代の車には、多くの電子部品が使われています。
冠水や水没によって電気系統に水が入ると、エンジンがかからない、警告灯が点灯する、窓やドアロックが動かないなどのトラブルが起こる場合があります。

また、水の中を走行した後は、ブレーキの効きが悪くなることもあります。
見た目では問題がなさそうに見えても、車の内部に水が入り込んでいる可能性があるため、異音や異臭、違和感がある場合は無理に運転を続けないことが大切です。
冠水道路は「少しなら通れる」と判断しがちですが、車にとっては大きなリスクがあります。水の深さがわからない場所には、進入しないことが一番の対策です。

冠水しやすい道路を避けるポイント

アンダーパスや低い道路に注意する

冠水しやすい場所として注意したいのが、アンダーパスや地下道、川沿いの道路、周囲より低くなっている道路です。
短時間の大雨でも水が集まりやすく、急に通行できなくなる場合があります。普段よく通る道の中に、低くなっている場所や水がたまりやすい場所がないか、日頃から確認しておくと安心です。台風や大雨の予報が出ているときは、いつもの道にこだわらず、冠水しにくいルートを選ぶことが大切です。
特に通勤や帰宅の時間帯に大雨が重なる場合は、早めに移動する、無理に外出しない、道路情報を確認してから出発するなど、状況に応じた判断が必要です。

夜間や濁った水は深さがわかりにくい

冠水した道路の危険な点は、水の深さが見た目で判断しにくいことです。
夜間は視界が悪く、道路と水面の境目がわかりにくくなります。また、濁った水では、路面の状態や側溝、段差なども見えません。「前の車が通れたから自分も大丈夫」と判断するのも危険です。車高や車種、走行速度、水の流れによってリスクは変わります。少しでも危険を感じる場合は、無理に進まず、引き返す判断をしましょう。

水没してしまったときにしてはいけないこと

エンジンをかけ直さない

車が冠水した場所で止まってしまった場合、焦ってエンジンをかけ直したくなるかもしれません。
しかし、水が入り込んでいる状態でエンジンを始動すると、故障を悪化させる可能性があります。水没や冠水が疑われる場合は、無理に再始動しないことが大切です。
安全を確保したうえで、ロードサービスや保険会社、整備工場などに連絡しましょう。冠水した場所を通過できたとしても、後から不具合が出ることがあります。
ブレーキの違和感、警告灯の点灯、異音、異臭などがある場合は、早めに点検を受けることが必要です。

車内にとどまり続けない

水位が上がっている場所で車内にとどまり続けるのは危険です。水圧でドアが開きにくくなったり、電気系統の故障で窓が開かなくなったりする可能性があります。危険を感じた場合は、早めに安全な場所へ避難することが大切です。大雨や冠水は短時間で状況が変わることがあるため、「もう少し様子を見る」という判断が危険につながる場合もあります。
万が一に備えて、車内に緊急脱出用ハンマーを備えておくと安心ですが、まずは冠水した道路に近づかないことが最も重要です。

台風前に確認したい車の備え

台風前には、ガソリン残量だけでなく、タイヤ、ワイパー、ライトなど車の基本的な状態も確認しておきましょう。ガソリンは、避難や迂回、渋滞時の燃料切れを防ぐため、早めに満タンにしておくと安心です。タイヤの溝や空気圧は、雨天時のスリップ防止に関わります。ワイパーは視界確保、ライトは大雨や夜間に周囲から見えやすくするために重要です。

また、冠水や水没による故障に備えて、車両保険の補償内容やロードサービスの連絡先も確認しておきましょう。
あわせて、アンダーパスや低い道路など冠水しやすい場所を避けられる移動ルートを考えておくことも大切です。

まとめ

台風や集中豪雨の前には、ガソリンを満タンにしておくことが大切です。
大雨の際は、給油所の混雑や休業、道路の通行止め、渋滞などによって、予定どおりに給油や移動ができない場合があります。燃料に余裕があれば、避難や迂回、送迎などの選択肢を確保しやすくなります。
また、冠水した道路への進入は、エンジンや電気系統の故障、水没トラブルにつながる危険があります。アンダーパスや低い道路、夜間の冠水道路には特に注意し、少しでも危険を感じたら無理に進まないことが大切です。
台風前には、ガソリン残量だけでなく、タイヤ、ワイパー、ライト、車両保険、ロードサービス、移動ルートも確認しておきましょう。

富士商では、ガソリンや軽油、灯油、重油などの燃料油を通じて、地域の暮らしや産業を支えています。日頃から燃料や車の備えを見直しておくことが、災害時の安心にもつながります。

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