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SDGs

大掃除で出た不用品は“捨てずに査定”

2025.12.29

年末の大掃除や引っ越し準備をしていると、押し入れや物置から「もう使わないモノ」が山ほど出てきます。つい“全部まとめて処分”したくなりますが、実はその不用品、思わぬ価値を持っていることがあります。しかも近年はリユース市場が拡大し、捨てるより「査定してほしい」という人が全国的に増加中です。
また、査定に出すことで“今あるモノの価値”を客観的に見直すきっかけにもなります。大掃除の作業が、思わぬ収入や環境貢献につながるケースも増えているのです。

今回は、大掃除の不用品を“捨てずに査定”すべき理由や、知っているとちょっと得するリユースの豆知識を紹介します。

なぜ今「不用品を捨てずに査定」が主流になっているのか?

①家に眠っている物の価値は想像以上に高い

環境省の調査によると、日本の家庭には“一世帯あたり平均約30万円分の不要品”が眠っていると言われています。特にブランド品や家電だけでなく、古いホビー系アイテムや工具、ギフトの未使用品など、普段意識していないものが値段になるケースも多くあります。

「これは売れない」と思っていたものが、実は思わぬ金額になることが珍しくありません。

②中古市場が年々成長している

日本のリユース市場はこの10年で約1.5倍に成長しており、中でも年末年始の査定依頼はピークを迎えます。

背景には“ものを大切にする価値観”の広がりと、オンライン査定の普及があります。写真を送るだけで事前査定できるサービスも増え、売るまでのハードルが大幅に下がりました。

③捨てるより“環境に良い行動”になる

不用品をゴミとして処分すると、処理費用やCO₂排出につながります。一方、リユースに回ると廃棄物削減だけでなく、製品の寿命を延ばすことにもつながるため、環境負荷の低減に貢献します。SDGsの観点からも、リユースは「もっとも手軽にできる環境行動」のひとつです

 “査定に出すべき不用品”はどんなもの?

実は高値がつきやすいアイテム

・使わない家電(製造5年以内は特に人気)
・ブランドバッグ・財布 
・アウトドア用品
・工具・電動工具
・フィギュア、プラモデル、ゲームソフト
・アウトドア用品
・ギフトの未使用タオルや食器セット

新品でなくても需要があるため、状態が悪くても“捨てる前にチェック”が大切です。

意外な需要のあるアイテムも

・古い携帯電話(レアパーツ目的)
・使いかけの香水(コレクター需要) 
・古いレコードやカセットテープ
・デザイン家電や廃番モデル
・古いミシン、編み機などのクラフト用品 

「え、これ売れるの?」という品が思わぬ人気ジャンルに入っていることもあります。

査定に出すメリットは「お金」だけではない

 家がスッキリしてストレスが減る

不用品を溜め込むとスペースが圧迫され、心理的にもストレスになります。査定に出すことで部屋が片づくだけでなく、生活導線も改善します。

・次の持ち主が大切に使ってくれる

使わなくなったものが「欲しい人のもとへ届く」ことは、環境にも、人にも優しい循環のかたちです。地域の中でモノが循環するほど、廃棄物や物流負荷も減らせます。

処分費がかからない、むしろ収入になる

粗大ごみで出すと費用がかかるものでも、査定に出せば無料どころかお金が返ってきます。特に家具・電動工具・家電は処分費の節約効果が大きいジャンルです。

査定に出す前にチェックしたいポイント

①付属品の確認

リモコン、保証書、箱、替えパーツなどが揃っていると査定額が上がりやすくなります。

②汚れをざっと落とすだけで印象が変わる

 “新品のようにクリーニング”する必要はありませんが、軽い拭き掃除で査定額が上がることはよくあります。

③まとめて出すと買取額アップになることも

査定会社の多くは「まとめ売り」を優遇しており、単品よりも査定額が上がる場合があります。

まとめ

大掃除で出てきた不用品は、捨ててしまうと“ゼロ円”ですが、査定に出すだけで価値が生まれることがあります。さらにリユースは、環境にも地域にもやさしい行動であり、最も手軽に始められる循環型の暮らしづくりです。忙しい年末こそ、価値あるものを見逃さず、賢く手放す絶好のタイミングと言えます。モノの循環が進むほど、地域全体での資源活用もより豊かになっていきます。

大掃除シーズンこそ、捨てる前にひと呼吸おいて「これ、査定できるかも?」とぜひ見直してみてください。不用品が、新しい価値となって誰かの元へ旅立つかもしれません。

関連リンク
▶︎富士商「リユース事業