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【初心者向け】車メンテナンスチェックリスト

2025.05.24

「車のメンテナンスって、何から始めればいいの?」
そんな疑問を持ったこと、ありませんか?車に乗るうえで“安全”と“快適”は絶対に欠かせません。でも、車検や整備に出すだけでは不十分。日頃のちょっとしたチェックが、実はとても大事なんです。

実際、「オイル交換ってどのくらいでやるの?」「タイヤの空気圧って自分で見れるの?」と悩んでいる方はとても多いんですよね。そして、知らないまま放置してしまうと、思わぬ故障や事故につながることも…。

そこでこの記事では、車メンテナンス初心者でも「これだけは知っておいてほしい!」という基本のチェックポイントを、わかりやすくリスト形式でまとめました。しかも、自分でできるものを中心にピックアップしているので、「車のこと全然わからない…」という方でも安心して読めます。

この記事を読むことで、「何を・いつ・どうやってチェックすればいいのか」が明確になります。
さあ、大切な愛車を長く安心して乗るために、まずは今日から始めてみましょう!

初心者が知っておきたい車メンテナンスの基本

「車メンテナンスって難しそう…」と思うかもしれませんが、実は日常的にできる簡単な点検やケアがほとんどです。安全に長く乗るために、「何を・いつ・どうやって」チェックするのかを知っておくことが大切です。まずは基本の考え方を押さえていきましょう。

車メンテナンスとは?安全運転のための第一歩

車メンテナンスとは、日常的に車の各部をチェックし、不具合が起こる前に対処することです。たとえば、タイヤの空気圧、オイルの状態、バッテリーの劣化など。これらを定期的に確認することで、事故やトラブルのリスクを大きく減らせます。

「エンジン音が少し変かも?」「なんかブレーキが効きにくい気がする」など、ちょっとした異変に気づけるのも、日頃のメンテナンスを習慣化しているからこそ。

車は毎日の移動を支える大切なパートナー。だからこそ、プロ任せではなく、自分の手で守る意識を持つことが、安全で快適なカーライフへの第一歩です。

車検とメンテナンスの違いをカンタン解説

「車検受けたばかりだからメンテナンスは不要でしょ?」と思っていませんか?実は車検とメンテナンスは目的も内容も全く別物なんです。

車検は、法律で定められた“最低限の安全基準”を満たしているかを確認する制度です。基本的には2年ごとに受けますが、これはあくまで一時点の状態確認にすぎません。

一方、メンテナンスは日常的な点検と予防保全。たとえばオイル交換やタイヤの空気圧チェックなど、定期的に実施しないと故障のリスクが高まる部分も多いです。

つまり、車検=検査、メンテナンス=健康管理。どちらも欠かせないものですが、日頃のメンテナンスこそが車の寿命を大きく左右するんです。

車メンテナンスのチェックリスト【保存版】

車を長く安全に使うには「何をいつチェックするか」がとても重要です。ここでは、初心者でも使いやすいメンテナンスチェックリストを時期やシーンごとに分けてご紹介します。「とりあえずコレだけやれば安心」という内容をリスト形式でまとめているので、日常点検やお出かけ前の確認に役立ててください。

毎月チェックすべき項目一覧

車は毎日使うものだからこそ、1ヶ月に一度くらいは自分の目で状態を確認しておきたいものです。難しい作業は不要で、外から見る・音を聞く・においを感じるなど、五感を使って点検するだけでも大きなトラブルを防げます。

「いざというときにエンジンがかからない…」なんて困らないように、以下の項目は月1回を目安にチェックしてみてください。

毎月チェックすべき項目リスト
・タイヤの空気圧と摩耗具合
・オイル量と色(汚れ)
・バッテリー端子の腐食・緩み
・ウォッシャー液の残量
・ライト(ヘッドライト・ウインカー・ブレーキランプなど)の点灯確認
・ワイパーの拭き取り具合
・異音・振動の有無(走行中・エンジン始動時)

日常的に意識するだけで、「なんかおかしいな…」と早めに気づけるようになります。

季節ごとに気をつけたい点検ポイント

気温や湿度、道路状況が変わると、車にも想像以上の負担がかかります。季節の変わり目には、車も“衣替え”が必要なんです。

たとえば冬はバッテリーが弱りやすく、夏はエアコンや冷却水系のトラブルが多発します。「何かあってからでは遅い」からこそ、季節ごとの点検を習慣にしておきましょう。

季節ごとの点検ポイント
◯春
・ワイパーゴムの劣化(花粉・黄砂で痛みやすい)
・タイヤ交換(スタッドレス→ノーマル)
・花粉や砂埃によるエアコンフィルターの汚れチェック

◯夏
・エアコンの効き具合
・冷却水の量と汚れ
・タイヤの空気圧(気温上昇で膨張しやすい)

◯秋
・バッテリー電圧の確認(冬に備えて)
・ワイパー・ライト類の動作確認
・長距離ドライブ前の総点検

◯冬
・スタッドレスタイヤ装着状況
・バッテリーの電圧・寿命チェック
・凍結防止のウォッシャー液補充

こうした「気温と車の関係」を知っておくと、予防整備の精度もグンと上がります。

長距離運転前に必ず確認すべきこと

長距離ドライブの前には、普段よりもしっかりとした点検が必要です。なぜなら、高速道路では故障時に安全に止まれなかったり、山道ではブレーキに大きな負荷がかかるからです。

「家族を乗せて旅行に行く」なんてときにトラブルが起きたら…と想像すると、きちんと準備しておくに越したことはありません。

長距離前の確認リスト
・タイヤの空気圧・摩耗(スペアタイヤ含む)
・オイル交換または状態確認(必要なら交換)
・ブレーキの効きと異音の有無
・冷却水の量と汚れ
・ライトの点灯・点滅確認
・バッテリーの電圧と始動チェック
・ナビやスマホの充電環境
・非常時用の道具(ジャッキ、三角表示板、ブースターケーブル)

初心者でもできる!定期メンテナンス項目の解説

「車のメンテナンスって難しそう」と思っている方にこそ知ってほしいのが、意外と簡単に自分でできる項目が多いということです。特別な工具がいらない作業や、5分でできる点検もたくさんあります。この章では、初心者が「これはやってみようかな」と思える定番のチェック項目を、やさしく解説していきます。

オイル交換の目安と自分でやる方法

オイル交換は車の健康管理の要。エンジン内部をスムーズに動かすために欠かせない存在です。オイルが古くなると、エンジンの摩耗や燃費の悪化につながることも。
交換時期の目安は走行距離3,000〜5,000kmごとまたは半年に1回です。

オイル交換の手順
1.平坦な場所に車を止め、エンジンを数分間動かしてオイルを温める
2.車をジャッキアップし、ドレンボルト(排出口)から古いオイルを抜く
3.オイルフィルターを必要に応じて交換
4.新しいオイルを規定量注ぐ(オイルジョッキがあると便利)
5.最後にオイルゲージで量を確認

「ちょっと難しそう」と思った方は、まずはオイルの色と量のチェックから始めてみましょう。これだけでも十分です!

タイヤの空気圧チェックの手順と注意点

タイヤの空気圧は燃費や走行性能、安全性に直結します。空気が減っているとハンドル操作が重くなったり、ブレーキ性能が落ちたりすることもあるので要注意。

チェックの目安は月1回。
特に気温差が大きい時期(春・秋)や高速道路を走る前には必ず確認しましょう。

空気圧チェックの手順
1.ガソリンスタンドやカー用品店にある空気圧計を用意
2.運転席側ドアの内側などに貼られた「推奨空気圧(kPa)」を確認
3.タイヤのキャップを外し、空気圧計を差し込む
4.数値が低ければ空気を入れる/高ければ少し抜く
5.最後にキャップを忘れずに締める

注意点として、タイヤが温まる前(朝一など)に計測するのがベストです。走行直後は空気が膨張して正確に測れないことがあります。

バッテリーの寿命サインとメンテ方法

バッテリーは突然死ぬことがあります。「昨日まで普通だったのに、今朝エンジンがかからない!」というケース、かなり多いです。

寿命の目安は約3〜5年ですが、乗り方や気温によって前後します。

寿命のサイン
・エンジンのかかりが悪い
・ライトが以前より暗い
・パワーウインドウが遅い
・バッテリー液の減りが早い

初心者向けメンテ方法
・月1で端子のサビや緩みをチェック
・バッテリー液が減っていたら「精製水」で補充(※液入りタイプの場合)
・デジタル電圧計があれば電圧チェック(12.5V以下は要注意)

不安なら、ホームセンターやガソリンスタンドで無料点検サービスを活用するのもアリです。

ワイパー・冷却水・ライト類の見方

地味だけど超重要なのがこの3点。どれも「壊れて初めて気づく」ものだからこそ、定期的な目視点検がカギになります。

チェックポイント一覧
ワイパーゴム:スジ残りやビビリ音が出たら交換時期。半年〜1年が目安
冷却水:リザーバータンクの「LOW」と「FULL」の間に入っているか確認。色が変なら交換
ライト類:ブレーキランプ、ウインカー、ヘッドライトが切れてないか。夜に壁に向けて照射確認するのがラク

失敗しないためのポイントと注意点

車のメンテナンスを自分でやることは素晴らしい習慣ですが、ちょっとしたミスがトラブルを招くこともあります。大事なのは「やらない」より「正しくやる」こと。ここでは、初心者がよくつまずきがちなポイントと、自分でやるべきかプロに任せるべきかの見極め方について解説していきます。

初心者がやりがちなミスと対処法

「よし!やってみよう!」と意気込んだのに、逆に車の調子が悪くなった…。そんな失敗談も少なくありません。けれど、それは知識不足が原因であり、やり方さえ間違えなければちゃんと防げます。
以下によくあるミスとその対処法をまとめました。

初心者の失敗あるある&対策

オイルを入れすぎた
→ オイルゲージで量を確認し、入れすぎた場合は抜く。エンジン故障の原因になるので要注意。

タイヤ空気圧を極端に上げすぎた/低すぎた
→ 規定値を守る(ドアの内側などに記載)。多すぎても乗り心地が悪くなります。

バッテリー端子の+と−を逆に接続
→ 絶対NG。ヒューズが飛んだり電装系が壊れる危険。接続前に再確認を。

ワイパーゴムのサイズを間違えた
→ 車種別のサイズ確認は必須。カー用品店で相談するのが確実。

ライトが切れてることに気づかず運転
→ 月1回の点検を習慣にすることで予防可能。夜間の壁映しチェックがおすすめ。

大事なのは、分からないことは無理をしないこと。不安な場合は迷わずプロに頼む勇気も必要です。

まとめ:車メンテナンスで快適なカーライフを

今回の記事では、車メンテナンス初心者の方に向けて、日常点検や定期整備の基本をわかりやすく解説しました。以下に要点をまとめます。

・メンテナンスは「自分でできること」から始めるのがコツ
・オイル交換・タイヤ空気圧・バッテリーなどの基本項目は月1回チェック
・季節や長距離ドライブ前の点検も重要
・失敗しがちなポイントや判断基準を知っておくと安心

「車のことはよく分からない…」という人でも、ちょっとした意識と行動で、安全性もコストパフォーマンスもぐんと上がります。

まずはこの記事のチェックリストを参考に、できるところから1つずつ始めてみてください。あなたのカーライフが、もっと快適で安心なものになりますように!