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ネット通販やフリマアプリの利用が広がり、私たちの暮らしに「宅配」は欠かせない存在になりました。
一方で、商品を受け取るたびに増えるダンボールや緩衝材、ビニール袋などを見て、「梱包材のごみが多い」と感じる方もいるのではないでしょうか。
近年は、物流の現場でも環境配慮が重視されるようになり、梱包材の選び方や使い方も少しずつ変化しています。環境負荷を抑えながら、商品を安全に届けるためには、素材やサイズ、使い方を見直すことが大切です。
本記事では、宅配に使われる梱包材の役割や、環境に配慮した物流資材の考え方、企業が見直すメリットについてわかりやすく解説します。
宅配に欠かせない梱包材の役割

商品を安全に届けるために必要な資材
梱包材の一番の役割は、商品を安全に届けることです。
宅配では、商品が倉庫から出荷され、トラックで運ばれ、仕分け作業を経て、受け取り先に届きます。その間には、揺れや衝撃、積み重ね、水濡れなど、さまざまなリスクがあります。
ダンボール、緩衝材、ストレッチフィルム、袋、テープなどの物流資材は、商品を破損や汚れから守るために使われています。
普段は何気なく捨てている梱包材も、商品を無事に届けるためには欠かせない存在です。
包装は多すぎても少なすぎても問題に
商品を守るためには梱包が必要ですが、必要以上に大きな箱や過剰な緩衝材を使うと、資源の使用量や廃棄物が増えてしまいます。一方で、梱包を減らしすぎると配送中に商品が破損し、返品や再配送が発生する可能性があります。その場合、結果的に資材や輸送エネルギーを余計に使うことにもつながります。
つまり梱包材には、商品保護と環境配慮のバランスが求められます。
単に「少なくすればよい」のではなく、商品に合った適切な資材を選ぶことが重要です。
梱包材が環境問題と関わる理由
ダンボールやプラスチックごみの増加
宅配の利用が増えると、それに伴ってダンボールやプラスチック製の梱包材も増えます。ダンボールはリサイクルしやすい素材ですが、使用量が多くなれば、回収や再資源化にも手間がかかります。
また、ビニール袋や緩衝材などのプラスチック系資材は、軽くて扱いやすい反面、使い捨てになりやすいという課題があります。便利な宅配サービスを支える裏側で、梱包材の廃棄や資源利用についても考える必要があります。
輸送効率にも影響する

梱包材は、ごみの問題だけでなく輸送効率にも関係します。
商品に対して箱が大きすぎると、トラックに積める荷物の量が減り、配送回数が増える可能性があります。反対に、商品のサイズに合った梱包を行えば、積載効率が上がり、輸送にかかるエネルギーの削減にもつながります。
環境配慮というと素材に目が向きがちですが、梱包サイズの見直しも重要なポイントです。
環境に配慮した梱包材の考え方
リサイクルしやすい素材を選ぶ
環境配慮型の梱包材としては、再生紙を使ったダンボール、紙製の緩衝材、リサイクルしやすい単一素材の袋などがあります。使った後に分別しやすく、再資源化しやすい素材を選ぶことは、環境負荷の軽減につながります。
一方で、複数の素材を組み合わせた包装は便利な反面、分別しにくい場合があります。
そのため、梱包材を選ぶ際は「使うときの便利さ」だけでなく、「使った後にどう処理されるか」まで考えることが大切です。
必要な分だけ使う設計にする
環境配慮は、特別な素材を使うことだけではありません。
商品の形や重さに合った梱包材を選び、必要以上に包みすぎないことも大切です。
例えば、小さな商品には小さな箱を使う、緩衝材の量を見直す、簡易包装を選べるようにするなど、身近な工夫でも資材の使用量は減らせます。
企業にとっては、梱包材の使用量を見直すことが、コスト削減にもつながります。
宅配を利用する私たちにできること
分別してリサイクルに回す
消費者側でも、梱包材を正しく分別することが環境配慮につながります。
ダンボールはたたんで資源回収に出す、紙とプラスチックを分ける、自治体のルールに沿って処分するなど、基本的な行動が大切です。特に宅配をよく利用する家庭では、梱包材をまとめて保管し、定期的に資源回収へ出す習慣をつくるとよいでしょう。
ひとつひとつは小さな行動でも、積み重ねることで資源の有効活用につながります。
再利用できるものは活用する
きれいなダンボールや緩衝材は、荷物を送るときや収納に再利用できます。
フリマアプリで商品を発送する際に、状態のよい梱包材を活用している方も多いのではないでしょうか。
もちろん、食品や衛生用品などには再利用が向かない場合もあります。
用途に応じて無理なく使い回すことで、廃棄量を減らすことができます。
宅配を受け取った後の行動も、環境配慮の一部といえるでしょう。
物流資材の見直しが企業にもたらすメリット
コスト削減と業務効率化につながる
企業にとって梱包材の見直しは、環境対策だけでなく、コスト削減や業務効率化にもつながります。箱のサイズを適正化すれば、資材費を抑えられるだけでなく、保管スペースや輸送効率の改善も期待できます。
また、作業しやすい物流資材を選ぶことで、梱包作業の時間短縮や現場の負担軽減にもつながります。
物流の現場では、環境配慮と効率化を同時に考えることが、これからますます重要になるでしょう。
企業の環境配慮として伝わりやすい
梱包材は、商品を受け取る人が直接目にするものです。
そのため、環境に配慮した梱包を行うことは、企業姿勢を伝えるきっかけにもなります。過剰包装を避けたり、再生素材の使用を表示したりすることで、消費者に安心感を持ってもらえる場合もあります。物流資材の選び方は、企業の信頼づくりにも関わる要素といえるでしょう。
まとめ
宅配に使われる梱包材は、商品を安全に届けるために欠かせないものです。
しかし、宅配利用が増える中で、ダンボールやプラスチックごみ、輸送効率への影響も考える必要があります。これからの梱包材には、商品を守る機能だけでなく、リサイクルのしやすさ、資材使用量の削減、輸送効率の向上といった環境配慮の視点が求められます。私たち消費者も、届いた梱包材を正しく分別したり、再利用したりすることで、身近なところから環境に配慮できます。
富士商では、産業エネルギー事業の一環として、ストレッチフィルムやニトリル手袋などの物流資材、製品梱包資材などを取り扱っています。
従来の汎用品から、コスト削減や環境配慮に対応した資材への見直しを検討する際にも、ぜひご相談ください。
関連リンク
▶︎ 富士商「産業エネルギー事業」