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エネルギー

電気代節約を加速する!LEDと蓄電池の最適な使い方

2025.10.23

電気代の高騰が続く中、「どうすれば電気代をもっと減らせるんだろう」と感じている方は多いのではないでしょうか。LED電球や節電グッズを使ってはいるけれど、実際にどれだけ効果が出ているのか分からない。そもそも蓄電池って本当に節約に役立つの?という疑問を持つ方もいると思います。

実は、照明と蓄電池を組み合わせることで、家全体の電力の使い方を大きく見直すことができ、節電効果を飛躍的に高めることが可能です。
この記事では、LEDと蓄電池を組み合わせた節電の基本と、導入時に知っておきたい注意点、そして実際に生活にどんな変化があるのかまで、わかりやすくご紹介します。
「設備投資するほどの効果があるの?」と疑問に思う方こそ、ぜひ最後までご覧ください。

電気代節約はLEDと蓄電池の“組み合わせ”がカギ

電気代の節約といえば、LED照明や節電家電などがすぐに思い浮かびますが、実はそれだけでは効果に限界があります。本当に電気代を下げたいなら、「LED」と「蓄電池」を組み合わせるのが最も効率的です。この2つを連携させることで、昼夜を問わず無駄のないエネルギー活用が可能となり、節約効果を最大化できます。

なぜLEDだけでは節約に限界があるのか?

LED照明は従来の白熱電球や蛍光灯と比較して、消費電力が大幅に少なく、長寿命であることが特徴です。たとえば同じ明るさを保ちながら、消費電力をおよそ80%もカットできると言われています。しかし、照明の使用時間は家庭内の電力消費全体から見ると一部に過ぎず、たとえ全てをLEDに置き換えても、光熱費全体に与える影響は限定的です。さらに、LED照明自体も使用頻度が高くない部屋では、その節約効果が実感しにくいこともあります。つまり、LED単体での節電には一定の限界があるのです。電気代をもっと効果的に下げたいなら、家庭全体のエネルギー消費を俯瞰し、照明以外にも着目することが重要です。

蓄電池と併用することで何が変わる?

蓄電池を導入することで、電気の「使い方」だけでなく「ため方」にも工夫ができるようになります。たとえば深夜の電気料金が安い時間帯に電気を蓄えておき、日中の高い時間帯にそれを使うことで、電力のピークタイムを回避できます。また、太陽光発電を設置している場合には、発電した電気を売るのではなく、自家消費することで売電価格の低下にも対応できます。LED照明と蓄電池を組み合わせることで、照明で節電しつつ、余った電力を効率的に蓄電池に回すことが可能になり、結果として家庭全体の電気代を大きく削減できます。つまり「減らす(LED)」と「賢く使う(蓄電池)」の両輪で運用することで、節約効果は飛躍的に高まるのです。

暮らしに合わせたエネルギー活用のご提案

富士商株式会社では、太陽光発電や蓄電池を中心に、暮らし全体のエネルギーをより効率的に活用するためのサポートを行っています。
単に製品を導入するだけでなく、住まいやご家庭の電気使用状況に合わせて、無理のないエネルギー運用を提案。設置後も安心して使い続けられるよう、メンテナンス体制やサポートも充実しています。
また、太陽光発電との組み合わせにより、発電・蓄電・消費をバランスよくコントロールすることで、光熱費の削減や環境負荷の軽減にもつながります。
地域に根ざした企業として、これからの時代にふさわしいエネルギーのかたちを、ひとりひとりの暮らしに寄り添いながら提案しています。

詳しくはこちら
▶︎富士商の【環境ソリューション事業(グリーンレーベル)】

LED照明で電気代はどれだけ下がるのか?

LED照明は、家庭で手軽に始められる電気代節約の第一歩です。白熱電球や蛍光灯と比べて消費電力が圧倒的に少なく、長寿命。つまり電気代の削減と、交換コストの削減が同時に期待できます。ただし、使い方や照明の種類によって効果には差があります。ここではLED照明の節約効果や、選び方のポイントをご紹介します。

・LEDは消費電力が少ない
・長寿命で交換の手間が省ける
・照明によって節約効果に差がある
・適切な選び方で効果を最大化

LEDに切り替えるべき3つの理由

LED照明への切り替えには、明確なメリットが3つあります。
第一に、電気代の節約です。LED電球は白熱電球と比べて約80%、蛍光灯と比べても約50%程度の電力削減が可能と言われています。
第二に、寿命の長さ。白熱電球が約1,000時間の寿命に対し、LEDは約40,000時間と40倍も長く使えます。
第三に、熱を持たず安全で環境に優しい点です。夏場の室温上昇も抑えられ、冷房負担の軽減にもつながります。
このようにLED照明は単なる電球の交換ではなく、家計にも環境にも優しい「投資」と言えるでしょう。

・電気代を大幅にカットできる
・長寿命で交換頻度が少ない
・熱を持たず冷房負担も軽減

電球交換だけで節約できる金額の目安

LED電球に交換することでどの程度電気代が下がるのか、気になる方も多いと思います。ここでは一般家庭における目安を示します。
たとえば、60Wの白熱電球を8WのLEDに変えた場合、1日5時間点灯、30日使うと、月間でおよそ100円前後の節約になります。家庭内に照明が10か所あれば、月に1,000円、年間で12,000円の節約に。これが毎年積み重なれば、5年で約6万円もの節約に繋がります。
もちろん実際の金額は使用時間や電気料金単価により異なりますが、「たかが電球」と侮れない効果があります。

比較項目白熱電球 (60W)LED電球 (8W)
消費電力60W8W
月の電気代 (1灯/5h/30日)約243円約32円
年間電気代(10灯)約29,160円約3,840円
年間節約額約25,320円

LEDの種類・選び方のポイント

LED照明の選び方で意外と見落とされがちなのが、「適切な用途に合ったタイプを選ぶこと」です。
たとえば、トイレや廊下のような短時間だけ点灯する場所は、点灯の立ち上がりが早く、省電力性の高いモデルが向いています。逆に、リビングのように長時間使う場所は、明るさ・色温度が快適なものを選ぶと効果的です。また、調光対応の照明器具に非対応のLEDを取り付けると、ちらつきの原因になりますので注意が必要です。

・短時間使用の場所は立ち上がり重視
・長時間使用の場所は明るさと色温度で選ぶ
・調光機能の有無に注意
・電球色や昼白色など、用途に合った色を選ぶ

家庭用蓄電池の導入は電気代にどう効く?

蓄電池は「電気を買う時間」をコントロールすることで、電気代を下げる新しい手段です。特に深夜の安い電力を蓄えて、昼間に使うといった運用が効果的。太陽光発電があれば、発電した電気を売るのではなく貯めて使うことで、自家消費を最大化できます。蓄電池は節約だけでなく、災害時の非常電源としても注目されています。

蓄電池の仕組みと役割を簡単に解説

蓄電池とは、電力を一時的に貯めておき、必要な時に使えるようにする装置です。家庭用の蓄電池では、夜間に安価な電力を貯め、昼間にその電力を使うことで、電力会社から高い時間帯の電気を買わずに済みます。さらに、太陽光発電がある家庭では、昼間に発電した電気をそのまま使いきれない場合に蓄電池へ充電し、夕方以降に使用することで「買わない電気」を増やせます。このように、蓄電池はエネルギーの自家消費比率を高めるためのキーデバイスです。また、停電などの非常時にも電力を供給できるため、防災対策としての側面もあります。家庭のエネルギーを「ためて使う」新しい仕組みが、蓄電池なのです。

実際に電気代はいくら下がる?

家庭用蓄電池の導入によって、どの程度の電気代削減効果が見込めるかは、使用パターンや設備の構成によって異なります。ここでは、太陽光発電との併用を想定した一般的な家庭の例を紹介します。太陽光で1日あたり10kWhを発電し、そのうち5kWhを蓄電池に貯めて夜間に使うと仮定します。すると、1か月で約150kWhの電力を「買わずに済む」計算となり、1kWh=30円とした場合、月額4,500円、年間で54,000円の節約が可能になります。

項目数値
太陽光発電量/日10kWh
蓄電池に貯めた電力/日5kWh
月間削減電力量約150kWh
電力単価(目安)30円/kWh
月間節約額約4,500円
年間節約額約54,000円

太陽光なしでも蓄電池は使えるの?

太陽光発電を設置していない家庭でも、蓄電池は有効に活用できます。特に「時間帯別電力契約(夜間の電気が安い)」を利用している家庭では、深夜に電気を蓄えて日中に使うだけで、電気代の節約が可能です。また、近年の電力料金の高騰を考えると、ピークタイムの高い単価の電力を避けるための「電気代の平準化手段」としても有効です。さらに、停電時に最低限の照明や冷蔵庫、スマホ充電などを維持できる安心感は、太陽光の有無に関わらず大きなメリットとなります。

防災・停電対策にもなるって本当?

蓄電池の価値は、節約だけではありません。災害時や停電時に電気が確保できるという点で、家庭の「ライフライン維持装置」としての役割が注目されています。たとえば地震や台風で長時間停電が発生した場合でも、蓄電池があれば照明、スマートフォンの充電、冷蔵庫など最低限の家電は稼働させ続けることができます。特に高齢者や小さなお子様のいる家庭では、「暗闇にならない」「冷蔵庫が止まらない」といった安心感は非常に大きな価値です。私たち「富士商株式会社」は、万が一に備えた蓄電池導入も推奨しており、災害対策としての相談も多くいただいております。

LED+蓄電池で失敗しないために知っておくべきこと

LED照明と蓄電池を導入すれば確実に電気代が下がる──そう考えがちですが、実際には「選び方」や「運用の仕方」によって成果は大きく変わります。導入時の初期費用、回収期間、補助金制度、製品の寿命など、事前に知っておくべきポイントを押さえることで、後悔しない選択ができます。

初期費用と回収年数のリアル

LED照明は比較的安価で導入できますが、蓄電池は初期費用が高くなりがちです。導入を検討する際は「何年で元が取れるのか?」という視点が欠かせません。たとえば、太陽光発電と組み合わせた蓄電池の導入には、機器代・工事費込みで100万円以上かかることもあります。ただし、月あたりの節約額が5,000円前後あれば、単純計算で17〜20年程度で回収可能です。また、補助金を活用すれば、初期費用を抑え、回収期間を短縮することもできます。

項目目安金額・期間
LED照明導入コスト(10灯)約20,000円〜30,000円
蓄電池導入コスト(家庭用)約100万円〜150万円
月間節約額の例約4,000円〜6,000円
回収期間の目安約15〜20年(補助金活用で短縮)

補助金や助成制度は活用できる?

家庭用蓄電池や省エネ家電の導入には、自治体や国の補助金・助成制度を活用することで、初期費用の負担を大幅に減らすことができます。制度は地域によって異なるため、導入を検討している地域の自治体に確認することが大切です。また、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)や災害対策設備への助成など、目的に応じた制度も多数存在します。

・自治体ごとに異なる補助金がある
・国の大型補助金「蓄電池等導入支援事業」も注目
・災害対策設備への助成制度が利用できる場合も
・補助金の併用が可能なケースもある(自治体×国)

蓄電池やLEDの寿命とメンテナンス

LED照明や蓄電池は一度導入すれば長く使えるものですが、寿命やメンテナンスの知識も重要です。一般的に、LED電球の寿命は約40,000時間で、1日5時間使用しても20年以上使える計算です。一方、蓄電池の寿命は種類によって異なりますが、リチウムイオン電池で約10〜15年が目安です。蓄電池は経年劣化により容量が減るため、定期的なチェックやメンテナンスが必要になります。導入後のサポート体制がしっかりしているかどうかも、製品選びでは欠かせないポイントです。

富士商のソリューションなら導入後も安心

蓄電池やLEDの導入は、製品の性能だけでなく、導入後の運用やサポート体制まで含めて考えることが大切です。長期的に安心して使い続けるためには、全体を見渡した提案と、信頼できるサポートを受けられる環境が重要です。

太陽光・蓄電池・LEDをまとめて検討する意味

電気代の削減やエネルギーの自給自足を目的とした設備導入を検討する際、照明、蓄電池、太陽光発電などを別々に考えるのではなく、全体のバランスを見ながら計画することが効果的です。たとえば、蓄電池の容量を決める際には、家庭内で使用する照明の消費電力量や太陽光の発電量を考慮する必要があります。LED照明だけを導入しても電力使用量全体に対する影響は限定的であるため、他設備との組み合わせによって本来の効果を引き出すことができます。各設備が連携することで、エネルギーの無駄を最小限に抑え、節約と利便性の両立が可能になります。

詳しくはこちらのコラムをご覧ください
▶︎後付け蓄電池で災害対策も万全に!太陽光発電ユーザーの賢い選択

導入からアフターまでを見据えた選択を

設備導入において意外と見落とされがちなのが、導入後の対応です。製品の性能や価格だけでなく、万が一のトラブル時に相談できる窓口があるか、定期点検が可能かどうかといった点も、長く使ううえで大きな判断材料になります。特にエネルギー機器は10年単位で使い続けるもの。将来的な部品交換やシステムのアップデートにも対応してくれる体制が整っていると安心です。

・初期相談時に将来の使い方まで想定してくれるか
・問題が起きたときに迅速に連絡が取れる体制があるか
・点検やメンテナンスのサポートが受けられるか
・製品だけでなく使い方まで提案してくれるか

導入先選びに迷ったら?判断基準のヒント

導入先の選び方に迷った場合は、次の3つの視点を意識してみてください。
まず、「設備ごとの部分最適ではなく、全体最適で考えてくれるかどうか」。単に製品を販売するのではなく、家庭全体のエネルギー使用を見ながら提案してくれる事業者は信頼できます。
次に、「見積もりの明確さと柔軟性」。料金体系がわかりやすく、希望に応じてプランを調整できることも大切です。
そして「長期的な関係を築けるサポート力」。数年後も同じ窓口で相談できるかどうかは、導入後の安心感に直結します。

・設備全体を見た提案をしてくれるか
・プラン内容や価格の説明がわかりやすいか
・継続的なサポート体制があるか

まとめ:LEDと蓄電池で家計と地球にやさしく

今回の記事の要点を以下にまとめます。

【要点まとめ】
・LEDは少ない電力で大きな明るさを得られ、長寿命
・蓄電池は「電気を買う時間」をずらして節約ができる
・太陽光がなくても蓄電池は十分に効果を発揮
・LEDと蓄電池を組み合わせることで効果が倍増
・初期費用や補助金、寿命など導入時の注意点も解説

LEDと蓄電池の組み合わせは、家計の節約だけでなく、非常時の備えや環境負荷の軽減にもつながる、非常に有効な手段です。「何から始めたらいいかわからない…」という方は、まずはLED照明の見直しから始め、次に蓄電池の導入を検討してみるのがおすすめです。

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