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「遠出は大変だけど、子どもをどこかに連れていきたい…」
「家族で楽しめる場所って、近場にもあるのかな?」
そんなふうに思ったことはありませんか?
マイクロツーリズムとは、住んでいる地域やその周辺で楽しむ“近場旅”のこと。特に山口県は、自然・歴史・グルメなど地元の魅力がギュッと詰まったエリアが多く、実は家族みんなで楽しめる“穴場スポット”の宝庫なんです。
でも、「どこに行けばいいの?」「予算は?」「子連れでも大丈夫?」…こんな疑問が出てくるのも当然です。
この記事では、山口県内で楽しめるマイクロツーリズムの魅力をわかりやすく解説しながら、家族向けのモデルコースやスポット情報、成功のコツまでまるっとご紹介!
日常からほんの少しだけ離れて、地元の魅力を再発見しませんか?
マイクロツーリズムとは?新しい旅のかたち

近場で気軽に行ける旅、それが「マイクロツーリズム」です。遠くに出かけなくても、住んでいる地域の中にこそ、まだ知らない魅力的なスポットがたくさんあるもの。移動時間や費用を抑えつつ、しっかり癒しや感動を味わえる旅のスタイルとして、特に家族連れに人気が高まっています。「旅行=遠出」という固定観念をくつがえす、これからの時代にぴったりの新しい旅のかたちです。
マイクロツーリズムの定義と背景
マイクロツーリズムは、「自宅からおおむね1〜2時間圏内の範囲で観光やレジャーを楽しむ」旅のスタイルを指します。もともとは地域活性化の一環として提唱されていた概念ですが、特に注目されるようになったのは2020年以降。コロナ禍によって県をまたぐ移動が制限され、「密」を避けた旅行が求められる中で、身近な場所でのリフレッシュが一気に注目されるようになりました。
この考え方の面白いところは、「遠くに行かなくても、旅はできる」という気づきが得られること。普段何気なく通り過ぎていた公園や商店街、地元の資料館などが、ちょっとした旅先に早変わりするんです。こういった地域密着の旅は、地域経済にも好影響を与えるとされ、今後ますます浸透していくと予想されています。
通常の旅行との違いとは?
「旅行って、遠くへ行くものじゃないの?」と思っている方も多いかもしれません。でも、マイクロツーリズムはその考えをいい意味で裏切ってくれます。最大の違いは、“距離”ではなく“内容や満足感”を重視する点です。
たとえば、通常の旅行では移動時間や費用がネックになりがちですよね。車で長時間移動したり、宿泊費や交通費がかさんだり…。一方、マイクロツーリズムではそうした負担がぐっと減ります。家の近くにある自然や文化を再発見でき、疲れすぎず、むしろ心に余裕が生まれるのが特徴です。
「ちょっと特別な週末を過ごしたい」「家族で思い出を作りたい」そんな願いを叶えてくれるのがこの旅スタイル。しかも、回数を重ねることで地元への愛着や理解も深まっていくという“副産物”も。近くて新しい、そんな旅の価値が今、じわじわと広がっているのです。
山口でマイクロツーリズムが人気な理由

山口県は豊かな自然と歴史、そして温かい人々に恵まれた土地。そんな地域だからこそ、近場で楽しめる「マイクロツーリズム」との相性が抜群です。観光名所だけでなく、まだあまり知られていない穴場も多く、週末の小さな冒険にはぴったり。移動距離が短く、気軽にリフレッシュできることから、家族連れにも人気が高まっています。
家族で気軽に出かけられる距離感
山口県はコンパクトながら多彩な観光資源が点在しており、県内どこに住んでいても1〜2時間あれば主要スポットにアクセスできるのが大きな魅力です。例えば、下関の海響館や角島、長門の元乃隅神社、美祢の秋吉台など、どれも“日帰り圏内”で楽しめる場所ばかり。
移動時間が短いから、子どもが飽きたり疲れたりする心配も少なく、気軽に「ちょっと行ってみようか」と思えるのが嬉しいポイントです。また、体調や天候に合わせて予定を柔軟に調整できるのもマイクロツーリズムの利点。遠出するよりもストレスが少なく、家族みんなが無理せず楽しめるのが、山口ならではの強みです。
地元再発見の楽しみがある
「地元って、こんなに魅力的だったんだ!」
そんな声が多く聞かれるのが、山口でのマイクロツーリズムの特徴です。地元に住んでいると、どうしても“通り過ぎるだけ”になってしまう場所がありますよね。でも、視点を変えて「旅先」として訪れると、いつもと違った表情が見えてくるもの。
たとえば、地元の神社で行われている小さなお祭りや、農産物直売所で見つけた旬の食材、海沿いの遊歩道から見える夕日…。そんな日常の中の非日常にこそ、マイクロツーリズムの醍醐味があります。子どもにとっても、地元の文化や自然に触れることで、学びや発見がたくさん。大人も一緒に“再発見の旅”を楽しめます。
地域経済を支える旅スタイル
マイクロツーリズムは、自分たちが楽しむだけでなく、地域を支える力にもなります。遠くからの観光客が減少する中、地元の人が近くを旅することで、観光施設や飲食店、小売店などへの“地域内消費”が生まれるんです。これが地元の経済をじんわりと支える大きな柱に。
山口でもその動きは広がっていて、各自治体が「地元を楽しむ旅キャンペーン」などを積極的に実施しています。結果的に、地域の魅力が再発見され、そこにまた人が集まるという“いい循環”が生まれているんですね。
さらに、環境負荷の低い移動手段(電車、自転車、徒歩など)を取り入れることで、持続可能な観光にもつながります。旅を通して「地元が元気になる」―そんな体験ができるのも、マイクロツーリズムの大きな価値です。
子連れでも安心!山口のおすすめスポット
山口県には、子ども連れでも安心して楽しめるスポットがたくさんあります。自然体験ができる場所、室内でゆったり過ごせる施設、家族向けの温泉宿など、ファミリーにやさしい環境が整っているのが特徴です。ここでは、特に人気のあるスポットをジャンルごとにご紹介します。
室内でも楽しめるスポット3選

雨の日や暑さ寒さが厳しい日でも、子どもと一緒に楽しめる室内スポットは心強い味方です。山口県には、遊びながら学べる場所や、思い切り体を動かせる施設も充実しています。以下に、代表的な3スポットを紹介します。
・海響館(下関市)
下関市の海響館は、関門海峡をテーマにした体験型水族館です。イルカやアシカのショーはもちろん、ペンギンの展示が大人気。屋内施設なので、天候に左右されず楽しめます。小さな子どもから大人まで満喫できる場所です。
※令和7年8月頃リニューアルオープン
・防府市青少年科学館 ソラール(防府市)
宇宙・科学・エネルギーをテーマにした体験型ミュージアムです。展示や実験コーナーが豊富で、親子で学びながら遊べます。特にプラネタリウムは、星空に興味を持つきっかけになると好評です。
・やまぐちフラワーランド(柳井市)
広大な園内に季節の花が咲き誇るフラワーランド。屋内温室もあり、天候に左右されず楽しめます。小さな子どもが遊べる芝生広場や体験教室もあり、家族でのんびり過ごすにはぴったりです。
自然と触れ合える体験型施設

山口の魅力は、何といってもその豊かな自然。子どもたちにとって、自然体験は忘れられない思い出になります。実際に触れたり、体験したりすることで、自然への理解も深まりますよね。
・秋吉台サファリランド(美祢市)
車に乗ったままライオンやゾウなどの動物たちを間近に見られる迫力満点のサファリパーク。エサやり体験もあり、子どもたちの興奮は間違いなし。ドライブしながら楽しめるので、親も楽です。
・秋吉台自然動物公園(美祢市)
日本最大級のカルスト台地「秋吉台」に隣接する自然公園。草原を散策したり、珍しい動物たちとふれ合ったりできる施設です。自然の中でのびのびと遊ぶことができ、リフレッシュに最適。
・千畳敷(長門市)
日本海を望む高台にある絶景スポット。広大な芝生が広がり、ピクニックや凧揚げにぴったり。夕暮れ時には美しいサンセットを堪能できます。自然に囲まれた開放感が魅力です。
ファミリー向けの温泉&宿泊地
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家族旅行では「ゆったりと温泉に入りたい」「子どもも一緒に楽しめる宿がいい」という声も多いですよね。山口には、そんな希望を叶えてくれる温泉地がいくつもあります。以下は、子連れでも安心して楽しめる代表的な温泉地です。
・湯田温泉(山口市)
山口市にある湯田温泉は、肌にやさしいアルカリ性の湯が特徴。多くの宿に家族風呂があり、子ども連れでも気兼ねなく楽しめます。温泉街には足湯も点在し、気軽に温泉気分を味わえます。
・俵山温泉(長門市)
山里にひっそりとたたずむ俵山温泉は、昔ながらの雰囲気が魅力。静かで落ち着いた環境は、家族でのんびり過ごすのにぴったりです。素朴な宿が多く、地元の人の温かさに触れられます。
・長門湯本温泉(長門市)
川沿いに広がる長門湯本温泉は、景観の美しさが評判。モダンな宿から歴史ある旅館まで多彩な選択肢があり、家族連れにも人気。夜のライトアップされた街並みは、幻想的で特別な時間を演出します。
家族旅行にぴったりなモデルコース(山口版)
山口県はエリアごとに魅力が異なり、短い時間でも充実した旅が楽しめます。ここでは、週末にぴったりな1泊2日の旅や、日帰りで楽しめるおすすめのモデルコースをご紹介。家族構成や季節に合わせて選べるので、あなたのライフスタイルにぴったりのプランが見つかります!
週末1泊2日コース(美祢・長門エリア)

山口県の美祢・長門エリアは、自然と温泉を満喫できる家族旅行に最適なエリアです。のんびり癒されたい週末には、1泊2日で回れるこのコースがぴったり。
・秋吉台カルスト展望台(美祢市)
日本最大級のカルスト台地が広がる絶景スポット。広大な草原での散策は、子どもたちにも大人気。展望台からのパノラマビューは、思わず深呼吸したくなるほどの開放感です。
・秋芳洞(美祢市)
国内屈指の鍾乳洞で、幻想的な地下の世界を探検できます。涼しく快適な洞内は、夏場の観光にも最適。探検気分を味わえるので、子どもたちもワクワクしながら歩けます。
・長門湯本温泉(長門市)
1日の疲れを癒すには、長門湯本温泉が最適。川沿いの温泉街で、家族風呂や貸切風呂を備えた宿も豊富。夜はライトアップされた街並みを散策し、特別な思い出に。
日帰りコース(下関〜宇部周辺)

移動時間が短く、朝出発しても1日たっぷり楽しめるのが下関〜宇部エリア。海沿いの街ならではのグルメや景色を、日帰りで満喫できるプランです。
・海響館(下関市)
家族みんなで楽しめる水族館。イルカやペンギンたちとふれ合いながら、海の世界を体感できます。室内なので、天候を気にせず安心です。
・唐戸市場(下関市)
新鮮な魚介類をその場で楽しめる市場。にぎやかな雰囲気の中で、地元のグルメを堪能できます。お寿司や海鮮丼を味わいながら、ちょっとした旅気分が味わえます。
・ときわ公園(宇部市)
広々とした園内には、動物園や遊園地も併設。お弁当を持ってのんびりピクニックにも最適です。遊び疲れたら、園内のカフェでひと休みできます。
季節ごとのおすすめコース紹介
山口の魅力は四季折々の風景や体験が楽しめるところ。季節ごとにぴったりなコースを選べば、旅の楽しみも倍増します。

・春:徳佐のりんごの花見(山口市)
4月下旬、徳佐エリアでは一面にりんごの花が咲き誇ります。花見を楽しみながら、春の訪れを家族で感じることができます。近くの観光農園で旬の味覚も楽しめます。

・夏:角島大橋ドライブ&海水浴(下関市)
エメラルドグリーンの海を眺めながら角島大橋をドライブ。その先には透明度の高い海が広がり、家族での海水浴に最適。夏ならではの爽快感が味わえます。

・秋:湯本温泉街の紅葉散策(長門市)
紅葉に染まった温泉街をのんびり散策。秋の澄んだ空気と、色づく木々が心を癒してくれます。温泉とセットで楽しむことで、秋の旅情を満喫できます。

・冬:錦帯橋の雪景色(岩国市)
雪化粧をまとった錦帯橋は、冬ならではの幻想的な美しさ。寒さの中にも温もりを感じる絶景は、家族の心にも残ります。近くの岩国寿司もおすすめ。
マイクロツーリズムを成功させるコツ

マイクロツーリズムをもっと楽しむには、ちょっとしたコツが大切です。近場だからこそ活かせるポイントを押さえれば、家族全員が笑顔になれる旅に。ここでは、混雑を避けるタイミングや、子どもや高齢者への配慮など、旅を快適にする5つのコツをご紹介します。
混雑を避けるベストタイミングとは?
人気スポットでも、時間帯を工夫すれば快適に楽しめます。朝早く出かけたり、平日を選ぶだけで混雑はかなり回避可能。地元の強みを活かして、空いている時間を狙いましょう。事前にSNSや公式サイトで混雑情報をチェックしておくのもポイントです。
高齢者や子どもへの配慮ポイント
移動は1〜2時間以内、休憩できる場所がある施設を選ぶのが◎。ベビーカーや車椅子に対応した場所なら、誰でも安心。食事は座敷や個室があるお店が便利です。温泉は貸切風呂があるとゆっくり過ごせます。無理せず楽しめる工夫が大切です。
食・遊び・学びのバランスが重要
旅の満足感を高めるには「食べて・遊んで・学ぶ」ことがポイント。たとえば、午前は自然で遊び、お昼に地元グルメ、午後は歴史や文化に触れると、飽きずに楽しめます。山口はこの3つをバランスよく体験できる場所がたくさんあります!
マイクロツーリズム山口のこれから

山口のマイクロツーリズムは、今後も進化し続けます。地域との関係性や旅行スタイルの変化、自治体や地元の取り組みなど、これからの旅のかたちを考えるヒントをお届けします。新しい山口の魅力が、きっと見えてきます。
地域と旅行者の関係が変わる?
これまでの「観光地を訪れる」から、「地域とつながる旅」へ。マイクロツーリズムは、地域との距離が近いからこそ、旅行者が地元の人々と深く関わるきっかけになります。地元の食材を使った体験や、地元ガイドによるツアーなど、交流型の旅が増えてきています。旅行者も地域の一員として迎えられることで、旅の満足度が高まり、地域への愛着も生まれる。そんな新しい関係性が、山口の各地で育まれ始めています。
旅行業界や自治体の取り組み事例
山口県では、マイクロツーリズム推進のために、自治体や観光協会がさまざまな取り組みを行っています。例えば、地元限定の割引キャンペーンや、家族向けのワークショップ、地元ガイドと巡るツアーなど、魅力的な企画が増加中。これにより、観光の質が高まり、地域経済も活性化しています。今後も、新しい旅の楽しみ方が次々に登場しそうです。
マイクロツーリズム山口|家族で行ける穴場旅 まとめ
今回の記事ではこんなことを書きました。以下に要点をまとめます。
【要点まとめリスト】
・マイクロツーリズムは近場で楽しむ新しい旅の形
・山口は家族向けの穴場スポットが豊富
・子連れでも安心な室内・自然・温泉スポットを紹介
・1泊2日・日帰り・季節別のモデルコースを提案
・旅を成功させる5つのコツと失敗しない準備法
・地域との関わりが深まるこれからの旅のスタイル
山口県には、まだまだ知られていない魅力がたくさんあります。
「遠くへ行かなくても、思い出は作れる」――そんなマイクロツーリズムで、家族の大切な時間をもっと楽しく、もっと豊かに。ぜひこの記事を参考に、あなたも近場の旅に出かけてみませんか?